第31回 月例会レポート 昆光一郎【コロナ自粛の経験を活かそう】

  第31回 隆心塾レポート

去る6月21日、定例の隆心塾が開催されました。

Zoomによるオンライン開催でしたが、今回も有意義な時間を過ごすことができました。また、この日は夏至と日食、新月が重なり合う、とても稀な日でした。

コロナウイルス騒動で先行きが不安な世の中ですが、一筋の希望とでも言いましょうか、塾生のみなさんとディスカッションしているうちに、明るい兆しを感じました。 

1部 石田雅夫 塾生による実践発表

今回、急遽お願いしたのにもかかわらず、引き受けていただきました。

「Afterコロナ、withコロナで再び到来する就職大氷河期時代における、原田メソッドの役立て方」

というタイトルでお話いただきました。

石田さんは現在、仙台に家族とともにお住まいで、4月より転職され、人材派遣のマッチングをする会社にお勤めです。

前職は通信制の高校の就職支援の部署で働かれていて、キャリアコンサルタントの資格も取られています。その経験を買われての再就職です。

就活はコロナ以前でしたら、有効求人倍率もうなぎのぼりで、引く手あまたの売り手市場でした。

しかしご存知の通り急転直下、就職環境も様変わり、企業も門戸を閉ざしてしまい、採用面接どころか、門前払い続出しているそうです。

ですが、すべてがそうというわけでもないので、石田さんは地道に関係を築き開拓しているご様子でした。

いっぽうの求職している側にも、やや問題がありそうでした。

自分がやりたいことや、目標を、自ら決められない方が増えているのだそうです。また、想いがあってもどうやって実現したらよいかがわからない。

目の前の生活を日々送ることで一杯一杯。生きがいもみつけられず、その日暮らし。

そんな方への指導するのが石田さんの役割。

簡易的なオープンウインドウ64を作って開いてもらうと、先が見えず堂々巡りを繰り返していた方が、少し視界が開けていくと、おっしゃってくれたそうです。

塾生同士のやり取りの中で、素晴らしいアイデアも出てきました。

オープンウインドウ64もよいのですが、やはり自分のやりたいことを気づかせてあげるには、コーチングと4観点が最適ではないか?というご意見。自分の過去を棚卸して、可能性を再発見してもらう。

コーチングでは、客観的な視点。4観点では、主体的な視点。

コロナ禍という、今まで経験したことがない時代ですが、なおさらしっかりと自分を見つめなおし、進むべき道を切り拓く、最高のチャンスととらえることができそうです。石田さんのキャリアコンサルティングの腕のみせどころですね。

2部 父の日でもあったので、「家族」テーマにディスカッションしました。コロナで良かった点をお聴きしました。

普段は忙しくて家にいなかったので、家族で過ごす時間が持てたり、リモート会議なので現地までいかなくても、いろいろなイベントに参加できてよかった。

中には、参加した100人ぐらい集まるオンラインのイベント中、名指しでお叱りを受け、

一時は凹みかけたが、直後からたくさんの励ましのメッセージをもらって立ち直り、仲間とのきずながより一層深まった、という例もありました。

みなさん、初めてのことで戸惑いながらも、良い経験をされたご様子でした。

かく言う、この隆心塾も3月からZoomによる開催で、思うようにならないこともありますが、リアルのときよりも参加率は良いです。全国、いや海外からも早朝や深夜にもかかわらずご参加いただき、交流できています。コロナの思わぬ誤算と言ったら叱られそうですが、本当に有難いです。

会の最後には、隆心塾全国大会のオンラインZoomが正式に発表になりました。

塾の発足当初からの企画ですので、執行部をはじめ思い入れの強いイベントになります。詳細は今後こちらのグループでお伝えしていきます。

「隆心塾全国大会」 11月8日(日)午後     Zoom開催

  全国から原田メソッドを学ぶメンバーの実践報告を集めて、

  当日、選ばれた3名による発表。持ち時間20分、原田先生からの講評もいただきます。

  テーマは、「私を変えた原田隆史先生の言葉」

  最後には、先生による講演もあります。

  参加費:2000円予定

  ぜひ、予定を空けておいてくださいね。

次回、隆心塾は7月18日(土)です。Zoomにて。

新企画、「読書会」を開催します。

ただいま、構想中です。スタッフ一堂、アイデアがあふれて止まりません。

決まり次第、発表。乞うご期待。

そのころには、梅雨も明けているでしょう。

ではまた、来月お会いしましょう。