時代の変化と私自身の変化
2020年は、人類の歴史上、とても大きな変化の年でした。人類が予想していなかったコロナウイルスの蔓延によって、世界中、日本中が大きな混乱と経済的ダメージを受けました。元々2019年の10月消費税の増税による経済低迷に、さらに追い打ちをかけるようにコロナウイルスが蔓延し、日本の経済のさらなる停滞に陥った1年だったと思います。
この環境下で、私にとっては、人生の大きな転機が訪れた年だったと思います。なぜなら、自分の職業として教育という分野に 再出発を図ることができたからです。
2020年の正月明けからは、自分のビジネスの廃業届けをすることからスタートしました。この決断は私にとっては、とても辛いものでした。ただそれが今考えてみるとプラスに働いていたという思いを抱いています。その理由は、夏から始めた教育に関わる仕事が人生を変えるきっかけになったからです。
原田メソッドと教育の関わり
いろんな人に既にお伝えしてるかと思いますが、新たに夏から学習塾講師としての仕事にかかわることになり、これが自分自身大きな転機となりました。そしてこの仕事に就いたことが、自分の運気を上げていったのは間違いありません。これは私がずっと潜在的に待ち望んでいたことではなかったのかと気づきました。
学習塾で教えるにあたり、英語はサラリーマン時代から使っていたので、困ることはなかったのですが、久しぶりに数学を勉強したときは苦労しました。日々学びをしながら、他の科目も教えることになり、12月には5科目すべてを担当することができるようになりました。
今よかったと思うのは、義務教育がなぜ「義務」なのかが、今学び直すことで改めてわかったことです。社会に出るための基礎的な知識の有無、好き嫌いは、中学生の今後の人生を決めてしまうほど重要だと感じると同時に、その責任の一端を担っていることを認識しました。このことを認識した瞬間から、また新たな挑戦が始まっています。
どのような学び方をしたら、個々の生徒の学力がアップするのかをしっかり考え、学びの内容そのものを教えると同時に、勉強の方法、心構えの部分まで、私が持っている価値を提供してきました。これは少し前の「朝刊原田先生」に出てきた記憶がありますが、例えて言えば、「釣り人に釣り方を教える」ということです。
生徒の中には、私が夏に教えた時よりも明らかにやる気がアップし、それに伴って成績が急上昇した生徒がいることを確認しています。
忘年会の席で語ったこと
つい先日、塾の先生方との忘年会がありました。その席で私が言った言葉があります。それは、「生徒の態度の変化が学習能力に影響する、私はそれに注目している」と。
その時、私の話を聞いていた先生が、手に持ったグラスを口に運ぶのを一瞬止め、納得した表情を見せていました。この時私は、原田メソッドの「人間力を育てるという根幹」を意識して生徒に接していたんだ、と実感した瞬間でした。
今は、中学生で学ぶべき知識を、改めて今の自分が学ぶことができる環境に喜びを感じると同時に、自分の価値を中学生に提供できる自分に満足しています。
2021年の目標
2020年は、世間的には様々な事が起きましたが、時代の変化とともに、自分が大きく変化した年だったと感じています。
原田メソッドの学びを忘れないために、チャレンジカップに復活したり、時々隆心塾に参加させていただいています。その都度、学びのバージョンアップを日々図っていて、この流れは、2021年も継続していきます。
自分自身に関わる2021年の目標としては、今の良い流れを更に加速させ、「高校生の全教科を担当できる自分になる」と決めました。
まとめ:自分で考える未来の選択と教育に関わる責任
最近の世界情勢は11月のアメリカ大統領選挙後の混乱、真実を伝えないメディア、国益を考えない日本政府の対応があり、自分自身は危機意識を抱いています。
こんな世の中だからこそ、一時の情報に振り回されず、自分自身で何が真実かを確認し、人々に浸透している誤った思考習慣を取り除き、正しいことを周りに伝えていくことが大切である、と認識しています。
そして原田メソッドの根幹をなす「教育」分野の職業を選択した自分は、小さなところからでも、世の中に影響力を与えられる人間になると決心しました。日々やるべきことを明確にし、一歩一歩着実に目標に向かって歩みを進めたいと思います。
隆心塾の皆さん、原田メソッドに関わって一緒に学んで来られた皆さんとは、これからも様々な側面で長いお付き合いになると思います。今後ともよろしくお願い致します。
p.s. 私って誰? もっと知りたい? そんな人は、以下をクリックしてください!
→松尾弘毅ブログ