私の人生を変えた、原田隆史先生の言葉は「教育で世界平和をつくる」です。この言葉 は原田隆史先生のご著書である『折れない心を育てる自画自賛力』の終章に書かれていました。この言葉が、いま私が原田メソッド実践者を増やす活動の原動力となっています。
『折れない心を育てる自画自賛力』は東北地方太平洋沖地震で東日本が被災した 2011 年に出版された本です。終章には、「教育で世界平和をつくる」に加え、原田先生の最終 目標として日本の再建と復活、そして争いのない「完璧な平和」「すべての人の幸せ」を 実現することと書かれていることをご存知でしたか?
はじめてこの本を読み「教育で世界平和をつくる」と「すべての人の幸せ」という言葉を眼にしたとき、自分の心が震えたことがきのうのことのように思い出されます。もう、 おわかりでしょうが、原田先生のご著書の中で、私が一番好きな本がこの『折れない心を育てる自画自賛力』なのです。2020年04月の隆心塾で、私が原田メソッド実践報告をした際にも、塾生の皆さんにこの本をオススメしました。
私は原田メソッド認定パートナーのコミュニティーで「チャレンジカップ」という目的・目標達成にチャレンジするイベントを主催しています。チャレンジカップは第3回まで原田教育研究所が主催していました。コロナの影響で第4回チャレンジカップの開催が 原田教育研究所より中止とアナウンスされると、私は居ても立ってもいられず、チャレンジカップを認定パートナーで自主開催できないかと、原田教育研究所に問い合わせました。
原田教育研究所の許可を得ることができ、また認定パートナー仲間の協力を得ることで、いま第4回、第5回とチャレンジカップの自主開催を実現できています。チャレンジカップを認定パートナーの自主開催するにあたっては、開催目的を相互支援・相互コーチングとしま した。この開催目的は原田先生が『折れない心を育てる自画自賛力』に書かれていた「日本国⺠全員がメンター・メンティーの相互関係になれば本当にすばらしい国になる」を、 私が無意識に実践していたものなのです。
私は第1回からチャレンジカップに継続して参加していますが、いまの成⻑した自分があるのは、チャレンジカップに参加し続けているからだと考えています。チャレンジカップに参加し続けることで、私は 1 年中チャレンジしている状態となり、チャレンジが当たり前の状態になりました。
第3回のチャレンジカップの目的・目標は3月20日の世界幸福デーにshiawase2020シンポジウムで原田メソッド×幸福学のワークショップを出展することでした。チャレン ジカップで同じチームになった仲間の応援もあり、私はこの目標を達成することができたのです。
原田メソッドの目的をしあわせになることにフォーカスした原田メソッド×幸福学のセミナーが生まれたのも、第1回チャレンジカップ後につくったマスターマインドグループのメンバーが、幸福学というものがありますよ!と教えてくれたからなのです。
幸福学では幸せを4つの因子に分解した形で表しますが、その第一因子はやってみよう!因子と呼ばれています。これは自己実現や個人的成⻑を遂げることで高まる因子です。実は幸福になるにはこの因子の得点が高いことが重要なのです。チャレンジカップに続けて参加することで、私は個人的成⻑を遂げることができ、おかげさまで研修講師として活躍するという夢を実現することができました。
『折れない心を育てる自画自賛力』では自画自賛力を鍛えることがメインテーマです。 この自画自賛力を使うことで自己効力感や自己肯定感が高まり、自信を積み上げることが できるのです。自信を高めることで成果を出し、その成果によって家庭や会社や社会に貢 献することができるのです。夢を実現するためには、夢に見合った大きさのセルフイメージが必要なのです。
そのために一番の基礎となるものが人格であり、原田メソッドでは人格教育の大切さを説いています。人格と能力を持った人を自立型人間と呼び。その自立型人間を育成する原田メソッドを教師塾と認定パートナー養成講座で育て続けている原田先生のことを尊敬しています。
原田先生は『折れない心を育てる自画自賛力』で、全人類が自立型人間になれば戦争だって差別だってなくなると書いています。そのとおりだと思います。昨今のテレビニュー スでは、大国が自分の国の利益が一番大事であり、自分とつながっている他国より自国の利益を最優先すると公言し行動に移しています。
地球温暖化の影響と思われる自然災害は、台風や大雨など年々その規模を拡大しています。人類はまったなしのもう後戻りできないがけっぷちにたっているのではないでしょう か?2020 年には COVID-19 という目に見えない自然の驚異が日本だけでなく世界を混乱 に陥れています。このまま人類が化石燃料を燃やし続けることで、二酸化炭素を排出し続ければ、温暖化はさらに進み、地球環境は限界点を超え人類が生存できなくなる恐れだってあるのです。この状況を打破するためには、私たちが自ら自立型人間となり率先垂範することで、周りの他者を自立型人間に育てることが必要だと感じています。
私は原田メソッドを知った2018年から毎日自画自賛日誌を書いています。3ヶ月ごとに⻑期目的・目標設定用紙を書くことで、自身の夢の実現に一歩一歩近づいています。原田先生の強みは、世の中を見極める観察眼と、観察して得た課題に対する問題解決能力 と、誰もができるようにしくみ化する能力ではないでしょうか?本質的なものを見抜く眼力は私も身につけたいものです。
私は「すべての人の幸せ」を実現することを自分の使命にしています。そのために原田メソッドに幸福学の要素を取り入れているのです。原田メソッドは目的・目標達成学といっても良いと個人的には考えていますが、私はその目的を幸せにすることで、すべての人の幸せを実現することができると信じています。
私の人生は 2018年に原田メソッドと出会い、メンターである原田隆史先生と出会い、活気を取り戻しました。物心付く前の好奇心たっぷりで怖いもの知らずの子供の時の自分に戻りました。
飽きっぽい性格の私ですが 2018年から自画自賛日誌を毎日書き続けることで、日々自己効力感と自己肯定感というレンガを一つひとつ積み上げてきました。それとともに私のセルフイメージは1段1段と積み上げられ 2018年以前が1階建てのレンガの家だとする と、いまは3階建ての家になるほどに成⻑したと実感しています。
私は、いま、先のチャレンジカップを開催することで、原田メソッドを実践する同士の成⻑を願いつつ、原田先生が校⻑先生を務めておられるクラスジャパンに寄付させていただいています。これは、私たち原田メソッド認定パートナーの原田先生への恩返しの一つです。還暦を迎えてもなおパワー全開の原田先生を私たち認定パートナーは応援したいのです。
私にとって『折れない心を育てる自画自賛力』は愛読書です。読み返すたびに東北地方太平洋沖地震で被災し大きく傷つき自信を失った、当時の日本と日本人に勇気と元気を与えたいという原田先生の思いが伝わってきて目頭が熱くなるのです。
原田隆史先生の「教育で世界平和をつくる」という言葉が私の人生を変えました。その言葉は「日本の豊かな森のように、一人ひとりが個性を発揮する、多様性に富んだ平和な世界の創造」という私の理念となっています。いま私は白石純也 2.0 を生きています。