原田隆史先生との出会いは、CTW横山さんのFacebookの投稿を見たのがきっかけでした。
早速東京に行きお話を聴いて2017年ツタヤビジネスカレッジの原田メソッド認定パートナー養成講座に参加しました。
養成講座の第一講座で衝撃だったのは、中国のシンセンと大阪の駅前の変わりきった写真です。これは私に衝撃と感動を与えました。こんなに変わるものか?すぐには無理だが時間を懸けて行くこと・継続していくことで変わることが出来るのだと脳裏に焼き付きました。
そして「知の移植」とは自分だけの考えでなく、他人の考え方やアイデアを受け入れていく力が重要であることを学ばせていただきました。それは大学の入試を始めてとして今の時代の IOT・SDGsからも感じることができます。
講座の最後に受講生の前でスピーチをしました。
内容は『弊社はもうすぐ 100年企業となる老舗企業、しっかりと後継者を育ててバトンタッチをして「永続企業」にする、そして、 原田メソッドを活用した実績を基に日本中の中小企業の商店街の方々を活性化して、日本の商店街に元氣を与えたい』と夢を語らせていただきました。
その後すぐ、原田メソットでの出会った仲間たちとのご縁の輪を継続していく自主勉協会 (原田先生の隆と心づくりの心を入れて「隆心塾」)を発足しました。毎月、東京池袋で開催しております。コロナ禍の今は ZOOMを使って継続しています。
まず初めに、オープンウィンドウ64で自分の人生の目的を明確にしていくための強化点を見つけました。そして4観点シートから自分目線だけではなく相手視線やスタッフ目線・ 家族目線・社会貢献からのお役立ちが見えてきて、遣り甲斐・生き甲斐が見えてきました。
⻑期目的・目標シートで四半期(3 か月ごと)の見直しでの進捗管理、毎日の日誌での自己肯定感・自己効力感で自分を鼓舞して行くこと、エネルギーを与えて行くことで毎日元気をもらいました。ルーティンチェック表では毎日〇が付くことで自分のモチベーションが、高まり継続力に繋がりました。
そんなさなかに、弊社の最大の御取引先とのトラブルが発生しました。
フランチャイズの店 舗の閉鎖を余儀なされ、売り上げは 30%ダウンを覚悟しなければならないこととなりました。今までどうにか黑字経営をしていましたが、赤字に転落することになることが危惧されました。
トラブルの原因はすべて私の判断ミスで、お取引様を怒らせてしまったことでした。原田先生から教えられたスポーツマンが最も大切にしている心がけである「平常心」を忘れてしまった時でした。
何とか赤字にしないように、新しい業態の店舗・代行業・レンタル・オリジナル商品の開発などなど立ち上げますが、すべて⻑続きはしない。カンフル剤にしかならないものでした。
どんどん赤字が膨らんで56期(2018年5月)は約2,000万円の赤字、少しは改善したものの57期(2019年5 月)は約 1,000万円の赤字を計上しました。
ボーナス支給・昇給も止まり、優秀な正社員さんが一人、また一人と辞め始めました。
今期の58 期(2020年5月)は何としてでも黑字化しないと「永続企業」どころか、会社の存続も危ぶまれる状況となりました。苦しい日々の中、誰にも相談できない、悶々とした時間だけが過ぎていきました。
そんな時でも自分の心の中では、原田先生のお言葉である「夢は必ず叶う!」、「一寸先は光!」、今は苦しいが必ず好転すると自分に言い聴かせて、諦めるな!もう一歩進んで行こう!と進んできました。
「主体変容」、自分自身から主体的に変わっていくことを胸に、お前がしないでだれがする。率先垂範していくことで周りに関わっていきました。苦しくなると 常に原田先生の言葉でセルフトークをして自分に元氣を与えていました。
そして、毎月行く「隆心塾」の塾生達の原田メソッドの体験発表からも沢山のエネルギーを頂きました。
シンガーソングライターを目指している仲間・原田メソッドの講師として活躍する仲間。夢を語り合う居酒屋を経営する仲間、オンラインビジネスで少数精鋭の組織で中古カメラ・90 年代の古着を販売して高収益の会社を経営している仲間、木のおもちゃに特化して経営している仲間、パン屋さんを立ち上げて経営している仲間、地域の恵まれない子供のために「こども食堂」立ち上げて地域貢献している仲間、多くの仲間たちの体験発表を通じて私に「やれる・出来る=自己効力感」を頂きました。とても勇気づけられました。
隆心塾の後は、塾生の経営する居酒屋で「自分の夢を語る=ヒーローインタビュー」です。
話すこと・みんなに聴いてもらうことで夢は叶うことを実感しました。塾生の方々に深く感謝申し上げます。ありがとうございます。
昨年の10月に「知の移植」をするために、⻑男・次男の出向先で、車のオンラインビジネ スで元気に業績を伸ばしている会社の専務様に、弊社のCOO(最高執行責任者)に入っていただき、社内改革をしていきました。
まずは、社員さんが大幅に減っていく中で「少数精鋭の組織づくり」その為の助け合うチームづくりに切り替えていきました。そして、不得意な部分のアウトソーシング(遅れていた写真撮影をプロカメラマンに切り替え・効率の良い 販促費の活用)をしていきました。
そのおかげで赤字幅が少しずつ小さくなっていきました。今年に入りチームづくりの強化を図るために、今一度役員とともにオープンウィンドウ64と4観点シートから、⻑期目的・目標シートを活用し、コンサルタント会社の第3者を入れて、今後の成⻑戦略を一日かけて話し合いしました。
その結果、COOが言う弊社の既存の強みである、カバンのオンラインストアを回復させることを最優先にして行くことが決まりました。
私の意見である「新しい業態の伝統工芸のお店」の参入は後回しとなりました。
原田先生から時代の流れに乗って行くこと。「知の移植」を取り入れていく心の広さ・心づくり・平常心が、この何とも言えない心苦しい気持ちを抑えてくれました。ありがとうございました。
そして、魔坂のコロナウイルスが世界経済に襲ってきました。先ずは、「平常心」から何をすべきかを冷静に考えました。
コロナウイルスで世界中がパニックになっていること。経済的に大ダメージを受けること。弊社も非常に危険な 3期連続の赤字が頭を過ぎります。
どうしよう。絶体絶命の時、原田先生のお言葉「ピンチはチャンスである」この危機をどう捉えるかは自分次第、「主体変容」していく時と捉えていくと判断してもう一度周りを見直し てきました。
すると、政府が中小企業に向けて低金利融資をしている情報を COO・⻑男がキャッチして 1 月末の時点で政府系の金融機関にアポイントを取り交渉を進めました。
その交渉のお陰で こんな弱小の弊社に1億円の融資が受けられました。3年間の据え置き期間後の低金利と好条件でした。そして3月末に融資が実行されました。
カバン業界を見てみますと、デパート・大型店・小売店の営業の自粛による取引先への納品のストップや返品でメーカーや工場は行き先の無い商品で埋もれていました。
そこで、原田メソッドをベースに役員で共有した「お取引様を通じてカバン業界のお役立ちをする」という錦の御御旗を掲げて、お取り先と交渉しました。
信頼関係づくりのために値引き交渉は一切せずに交渉にあたりました。そのお陰で売れ筋の商品が 3 月末には平常月の倍となる納品を得ることが出来ました。
お陰様で4月の売上がリアル店舗を閉鎖したのにもかかわらず昨年の売り上げを上回って若干の黑字になり始めました。何とか残り1か月の5月20日の決算まで、みんなで一生 懸命にチーム一丸となり黑字を目標に目指しました。
そのかいもあって、58期は辛うじて150万円の黑字を計上させて頂きました。
決算書を持て金融機関様を⻑男と回り、新たな今後の成⻑戦略を伝えさせていただきました。各金融機関様からは温かい評価を頂き、今後の成⻑を応援していただけるお言葉を頂けました。
新しい 59期(2020年5月21日以降)は、売り上げも利益も好調で、⻑年望んでいた平準化(毎月の黑字)が目に見えてきました。
そして「知の移植」を通して社内改革をしくれたCOOと⻑男と次男の成⻑そして「少数精鋭のチーム」づくりに協力してくれたスタッフに感謝申し上げます。
そして、原田隆史先生をはじめ原田教育研究所のスタッフの方がたをはじめ、ソウルメイト である「隆心塾」の塾生には、何回も何回も心が折れそうになって苦しいときに支えていただき、そして、真剣に私の話を聴いていただき、本当にありがとうございました。
最後に皆様にお伝えしたいのは「夢は必ず叶う!」絶対にあきらめずに継続していくことで 「夢は必ず叶う!」ことです。
最後までお読み頂き、誠に有難う御座いました。