「時代の流れに対応、原田メソッドアップデートの概要」
みなさん、こんにちは!5月に入りました。
本日の隆心塾レポートは、4月に行われた月例会のものです。
今回のレポート報告が遅くなってしまい失礼しました。
というのも、非常に濃い内容だからです。(普段が薄いというわけではありませんよ)咀嚼に時間が必要でした。
参加できなかった塾生も、ぜひ、知っておいていただきたいところを、まとめてみました。ぜひ、お読みください。
さて、時代は令和に入って丸2年、凄まじい勢いで動いております。
昨年来の感染症も、衰えるどころか変異し続け、とどまるところを知りません。変化に対応することは、必須の時代ですね。
原田メソッド最新アップデート
1.12の力→15の力に増加
2.4観点では、他者の部分についても「私は」から始める
4.オープンウインドウ基礎思考にも、日付や数値を入れるパターンの追加
どれも非常に興味深い内容でした。
そこに、椋さんの視点とみなさんとのディスカッションが加わり、原田メソッドを深堀りすることとなりました。では、早速レポートします。
1.12の力→15の力に増加
12の力は、ご存じですね。原田メソッドを実践することによって、高まっていく力です。でも、これは「見えにくい」力です。そこで、ルーブリックを使って、評価基準を作ります。その項目が、12の力でした!
原田メソッドでは、人間力を土台した自立型人間を育成することが目的です。その過程で高まる12の力が、下記です。(GRO-WITHテキストP.20参照)
(1)人間力―社会貢献力①
―関わり力②
―セルフコントロール力③
(2)考える力―準備力④
―自己分析力⑤
―イメージ力⑥
(3)行動力―課題発見力・解決力⑦
―やりきる力(やる気)⑧
―創造力⑨
(4)指導力(リーダーシップ)
―意欲刺激力⑩
―統率力⑪
―傾聴力⑫
以上、ズラリと並びました、高まる12の力!
これに、新たに3つ加えて15の力に。
(5)活用力―実践力⑬
―自己表現力⑭
―ブリッジング力⑮
実践力は、学びや気づきをすぐに、自分の仕事や、家庭生活に活かそうとする意欲と力。
自己表現力は、学びや気づきに自分の持ち味を加味し、自分の言葉で表現する力。
ブリッジング力は、異なる業種や、環境での事例を自身の仕事や環境につなげて活用する力。
いかがでしょうか?3つの力の共通点がありませんか?
活用力、すなわち自分ごとに置き換え、学びや気づきを活かすことではないでしょうか。ここで、26期でリカレント受講の小岩井さんの気づきが的確でした。「B型教育ですね。」との発言。
原田先生は、常日頃、A型の暗記型教育から、B型のアウトプット教育になりましたよ、とよくおっしゃっています。
この流れから、付け加えたと容易に想像できますね。
今回のアップデートの目玉と言っても良いかもしれません。
2.4観点では、他者の部分についても「私は~」から始める
次の点は、4観点他者の部分です。
「私は~」から、書き始めると、何が違うのでしょうか?
今まで、他者有形の部分で、
「会社の売り上げが上がります」と書いていたところを、
「私は~」と書き始めてみるとどうなるでしょう?
「私は、(私がわたしの目標を達成することによって)会社の売り上げに貢献します!」
語尾が貢献します!に変化しました。
こうしたことによって、いろいろ、意見がでました。
・よりいっそう主体者意識が高まり積極的になりました。
・よりイメージがわきやすくなり、頭の中で鮮明にビジュアル化できました。
・目標が腹落ちし、具体化し、深堀りできました。
などなど、「私は~」と主語を明確にするとこんなに変わることができるという、みなさんの気づきでした。
3.ハイパフォーマーの5原則→6原則
ハイパフォーマーの5原則は、(GRO-WITHテキストP.13)
①目的と目標を明確に定めている、つまり「決めて」いる
②勝利者意識(「敵は誰ですか、私です」「なにがなんでも」)
③プラスの習慣形成(潜在意識の活用)
④毎日思考する(イメージの振り返り、文字化、日誌)
⑤「新・技・体・生活」のバランス
でした。
これに加えて、もう一つ。
ハイパフォーマー、成功者は、この特徴を持ち合わせています。
⑥未来を描く、ゼロから1を産み出す01力、構想力
です。
4.オープンウインドウ基礎思考にも、日付や数値を入れるパターンの追加
基礎思考に数字を入れてみることを、みなさんとやりました。
すると、目標が具体的になり、次にやることが明確になります。
実践思考には、数字を入れたりもするので、それも良いのですが、抽象的な思考をはさむかはさまないか、の違いです。こんなやり方もありますよ、という提案でした。
5.長目自己分析、失敗・強みの分析を解決した方法として書く
長目シートの失敗・強みの分析で、質問のされ方が新たに加わりました。これまでは、「失敗した時の状態を観察して、どうでしたか?」という質問でした。
新たに、「失敗したときの状況を思い起こし、それをどうやって乗り越えましたか、そのコツは?」という問いかけも良いですよ、ということが追加されました。
解決策と同じになってしまうのではないか?
という疑問点が上がりましたが、そこはそれ。
これからの時代、過去上手くいった通りにやっても上手くいかない場合があります。そこで、Bプランというアイデアをひねり出す。また、成功も失敗もすべて書き出してみて、それに対する答えを自分なりに作り、現状で出来うる範囲のことを、すべて想定しておく予測と準備に使う。など、さまざまな意見が積極的に飛び交いました。
6.関係の質の高め方
人間関係の質が上がることで、結果の質も上がるというのは、ストロークの説明で出てきた、「組織の成功循環モデル」の図(関係の質→思考の質→行動の質→結果の質→関係の質)ダニエル・キム教授で、説明を受けたことが記憶にあると思います。質を高めるには、ストロークを使うと良いということは、みなさん実践済み。
ストローク(心の栄養)の他にも、関係の質を高めるには、
チア―(応援・声援)、リスペクト(承認)、感情の交換(面談、チェックイン)が良い。という話が加わり、より具体的に関係の質の高め方をレクチャ―されました。メンタル講座で詳しく話す内容だそうです。
以上、たいへん活発にディスカッションが出来、有意義な時間となりました。最後までお読みいただきありがとうございます!!
次回は、第41回5月23日(日)です。
テーマは、「ペアコーチング」です。実際にみなさんでペアコーチングをやります。コーチングの質問の言回しが若干変わりました。また、26期の講座内で行われた、原田先生と俳優加藤雅也さんとの公開ペアコーチングの様子もシェアできればと思います。
原田メソッドも常にブラッシュアップしています。
ぜひ、お誘いあわせの上、ご参加ください。
初参加の方も、お久しぶりの方も、歓迎です。
編集後記
今月はいかかでしたか?
レポート量は、過去最長ではないかと思います。長々と書かせて頂きましたが、お伝えしたいことがたくさんあり、取捨選択もたいへんでした。
月例会のあとは、みなさんとざっくばらんにお話していましたが、ここでしか聞けない話も飛び出し、充実の時間でした。
以前のように、リアルで会って交流もできませんが、オンライン上でも工夫しながら、継続していけたらと思います。
隆心塾は、原田メソッドを実践している仲間の、こころのサードプレイスです。第3の居場所とでもいいますか。
ですので、敷居が高いなどとお気になさらず、気軽に参加してくださいね。
今後、ぜひ、アウトプット体験発表や、プロデュースをやってみたいという方は事務局まで、ご連絡いただけると幸いです。
それでは次は、5月23日(日)に開催です。元気にお会いしましょう。